2013 年 8 月 14 日

女性が輝く日本になるために何が必要なのか

by koji

女性が輝く日本になるために何が必要なのか
安部総理が2013年4月19日に行った「成長戦略スピーチ」の中で「『健康長寿社会』から創造される成長産業」「全員参加の成長戦略」「世界に勝てる若者」「女性が輝く社会」などのテーマで話をしました。そして、2013年6月14日、日本経済の再生に向けた「3本の矢」のうちの3本目の矢である、成長戦略、「日本再興戦略-JAPAN is BACKー」が閣議決定されました。http://www.kantei.go.jp/jp/headline/seicho_senryaku2013.html

◆第1の矢「大胆な金融政策」
◆第2の矢「機動的な財政政策」
◆第3の矢「新たな成長戦略」
ということなのですが、実際どうするのかというと・・・

◆民間の力を最大限引き出す
◆全員参加・世界で勝てる人材を育てる
◆新たなフロンティアをつくり出す
というのが成長への道筋だそうです。

そう、我々ひとり一人が頑張らないといけないのです。国がやってくれる訳ではないのです。

この成長への道筋の2つめの中をよく見ると、女性が期待されていることがよくわかります。

◆全員参加・世界で勝てる人材を育てる
・女性が働きやすい環境を整え、社会に活力を取り戻す
・若者も高齢者も、もっと自分の能力を活かして活き活きと働ける社会にする
・日本の若者を世界で活躍できる人材に育て上げる

そんな中、現状の日本の働く女性の環境はどうなっているのか。

イギリスの新聞 The Economist が発表した「世界の先進国26カ国で働く女性がどれだけ優遇されているか?」の表を見てみよう。これは経済協力開発機構のデータが主なもので、世界の先進国26カ国を5つの指標を使って評価したものだそうだ。指標とは以下の5つ。

1. 男女それぞれの第3次教育(高等教育)以上を受けた人の数
2. 女性労働者の数
3. 男女の賃金の差
4. 上級職に就いている女性の割合
5. 平均賃金と比較した児童保護サービスの価格

この調査の結果は、1位ニュージーランド、2位ノルウェイ、3位スウェーデンだった。ちなみに日本は25位。韓国は26位。日本と韓国は上級職に就いてる女性が世界と比較した時に、とても少ないそうだ。http://www.economist.com/blogs/graphicdetail/2013/03/daily-chart-3
だからこそ、女性が働きやすい環境を整えることで、日本を元気にすることができると考えた訳ですね。これから、社会に出て行く女性の皆さんにとって、とてもいい事だと思います。ただ、気をつけなくてはいけないのは、自分が主体的に取り組んで行かなければ実現しないということです。国が動いても、会社が制度を作っても、実際に働いて価値を創造する人が行動しなければ変わりません。
女性が輝く日本になるために何が必要なのか。これを考えるには、現状うまく行っている事例を研究すると見えてきます。

◆まず最初に日経WOMANがこの春に発表した『企業の女性活用度調査』の結果を見てみましょう。
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20130402/149662/?P=1&ST=career

総合ランキング BEST10
1 日本IBM
2 資生堂
3 第一生命保険
4 ノバルティス ファーマ
5 住友生命保険
6 パソナグループ
7 大和証券グループ
8 野村証券
9 明治安田生命保険
10 日本生命保険

管理職登用度部門ランキング BEST10
1 日本IBM
2 ニチイ学館
3 ノバルティス ファーマ
4 パソナグループ
5 ソラスト(旧・日本医療事務センター)
6 アクセンチュア
7 JTBグループ
8 日本イーライリリー
8 ベネッセコーポレーション
10 西友
10 野村証券

◆東京証券取引所も女性が活躍している会社を選び「なでしこ銘柄」として公表している。この調査で明らかになった女性役員が多い会社はパソナ、ニチイ学館、エステーで、人数はそれぞれ4人でした。女性役員が4人と最も多いのが、パソナグループ、ニチイ学館、エステーの3社だった。女性役員3人は、資生堂、ブリヂストン、ベネッセホールディングス、ローソン、レナウンなど12社。2名は、ソニー、ヤフー、セブン&アイ・ホールディングス、りそなホールディングス、野村ホールディングス、中部電力など25社。http://toyokeizai.net/articles/-/12776

◆国が考えてきた「女性の活躍促進による経済活性化」行動計画〜働く「なでしこ」大作戦〜を見ると、どんなことをしようとしているのかが分かります。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002gn8s-att/2r9852000002gree.pdf




女性従業員の活躍を推進する中小企業の特徴−女性の活躍を促すための取り組みのあり方−という、日本政策金融公庫総合研究所研究員 松井雄史氏が発表した論文がある。この論文によると、女性活躍を推進するうえでのポイントは次の通り。

①企業のビジョン・目標を明確にする
②女性の活躍推進は段階毎に着実に行う
③働きやすい職場環境の整備、
④能力を発揮できる仕組みづくりである。
http://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/ronbun1211_04.pdf

◆一般社団法人 日本経済団体連合会がまとめた「女性の活躍支援・推進に関する企業の取り組み事例集」を見ると、企業がいま取り組んでいる女性活躍支援の事例が分かる。調査時期は2013 年6月 21 日~7月 19 日なので、まさに最新事例が満載。このような会社の事例が満載です。

株式会社IHI、旭化成株式会社、朝日生命保険相互会社、アサヒビール株式会社、株式会社イトーヨーカ堂、伊藤忠商事株式会社、ABB株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、MSD株式会社、カシオ計算機株式会社、川崎重工業株式会社、キヤノン株式会社、京セラ株式会社、共同印刷株式会社、株式会社資生堂、住友化学株式会社、住友金属鉱山株式会社、住友生命保険相互会社、株式会社セブン-イレブン・ジャパン、全日本空輸株式会社、ソニー株式会社、株式会社損害保険ジャパン、大成建設株式会社、株式会社竹中工務店、第一生命保険株式会社、テルモ株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社東芝、凸版印刷株式会社、日本電信電話株式会社、日本生命保険相互会社、日本マイクロソフト株式会社、株式会社野村総合研究所、パナソニック株式会社、パナホーム株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社日立製作所、藤田観光株式会社、富士電機株式会社、みずほ証券株式会社、株式会社みずほフィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行・明治安田生命保険相互会社、株式会社リクルートホールディングス、株式会社リコー、【その他(取り組み内容のみ掲載)】 製造業(14 社)製造業(10社)の事例がのっています。http://www.keidanren.or.jp/policy/2013/071.pdf
すでに、女性が輝く日本になるために、いろいろなアクションが実行されています。実際に企業がやっているポジティブアクション(女性の活躍推進)が紹介されています。このような情報も参考になると思います。http://www.positiveaction.jp/pa/index.php
さて、いろいろと見て見ましたが、本当のところ、実際のところ、女性が輝く日本になるために何が必要なのでしょうか。国として何をするか、企業として何をするかということよりも、働く女性が個人としてどんなことに気をつけてアクションしていけばいいのかが気になります。

本当のところ、実際のところ、ぶっちゃけのところを、アクセンチュア出身女性経営者、武井由紀子氏(株式会社ビービット取締役)とアクセンチュアでコンサルタントとして活躍する坂本佳子氏(アクセンチュア株式会社Senior Manager)との対話を通じて考えてみたいと思います。「女性が輝く日本になるために何が必要なのか」も考えてみたいと思います。

「女性のファーストキャリアを考える」8月22日開催
>> http://s.jobweb.ne.jp/AccentureCDS

一緒に、考えましょう。

写真提供:ペイレスイメージズ


この記事についてTweetする
コメントはありません

この記事にコメントする

*emailアドレスは公開されません

この記事のコメントをRSSで取得する

    最新記事
    最新のコメント
    ジョブウェブのサービス
    佐藤孝治ブログ最新記事