2013 年 4 月 19 日

選考を突破するエントリーシートを書く秘訣

by koji

昔書いた「選考を突破するエントリーシートを書く秘訣」という記事がいろいろな方にリツイート頂いているのだけど、リンク先が間違っているという状況に気がついたので、改めてブログにアップしておきたいと思います。お役に立てれば幸いです。

エントリーシートが書けない、エントリーシート選考を通過できないという悩み相談を受けることが多くなってきました。イベントが終わった後に個別相談していく中で個別のレビューをさせていただいているのですが、時間的な問題でジョブウェブメンバー全員のエントリーシートはレビューすることができません。今日は、いつもアドバイスしていることを皆さんにお伝えしたいと思います。まず、ポイントをお伝えし、さらに皆さんから良くいただく質問にお答えする形式でアドバイスしたいと思います。

まず、最初に確認しておきたいことは、良いエントリーシートとは何か?ということです。もっとも大切なことは、読み手がこの人に会ってみたいと思われるようなエントリーシートであることです。どんなに丁寧に書いていても、会ってみたいなあと感情が動かなければ駄目です。人気企業であればもはや紙の面接といってもよいのがエントリーシートです。そしてもうひとつ、面接の際、コミュニケーションの適切なきっかけになるのが良いエントリーシートです。面接とセットで自分のことを相手に伝えていくのが就職活動ですので、エントリーシートにすべて書ききらなくてはいけないことはありません。エントリーシートを読んでいただいた人に、会って詳しいお話を聴いてみたいと思っていただき、実際に面接するために会社までご来社いただくというようなステップで行います。

さて、選考を突破するエントリーシートを書く秘訣は何か?

ポイントをまとめると、以下の2つになります。
エントリーシートを選ぶ経験をすること
大人に見てもらいどう伝わっているかを確認すること

まず最初のポイント、エントリーシートを選ぶ経験をすることですが、私がエントリーシートをどのように書けば良いのかをアドバイスすることができるようになったのは、エントリーシートを選ぶ体験をしてからです。大量のエントリーシートの中から次のステップに進んでもらう人を選ぶ作業のお手伝いをしている時に、ふっと浮かび上がってくるエントリーシートと、埋もれてしまうエントリーシートがあることに気がつきました。そうなんです、エントリーシートを選ぶ経験をすると、どういうエントリーシートが選考する人の印象に残るのかが分かります。是非やってほしいのが、選考を通過したエントリーシートをすべて読んでください。どういうレベルのエントリーシートが通過しているのかを感じてください。そのエントリーシートをそのまま真似すればいいのではありません。文章のレベル感と、文章の形式を知ってもらうために先輩に協力をしてもらい公開しています。選考を突破するレベル感を感じた上で、自分のオリジナルの体験談を文章にしましょう。通過したエントリーシートを写して選考を突破しても、自分の体験でなければ面接で語ることができません。

選考を通過したエントリーシート集
http://bit.ly/TfQVw5

実際に沢山のエントリーシートを読んでいくと、読み手がこの人に会ってみたいと思うエントリーシートはどのようなものかが分かってきます。さあ、どんなエントリーシートでしょうか?

・読んでいてお話が具体的に映像に浮かんでくる

・面接で会って詳しく聞いて見たくなる

・入社したら活躍しそうなイメージが沸く
というエントリーシートが素晴らしいエントリーシートですね。

実際にエントリーシートを書くにあたって気をつけていただきたいポイントをご紹介いたします。

受かるエントリーシートの書き方チェックリスト(形式編)

①指定された形式を守る。(写真の大きさ、白黒カラー)
②シートの大きさを踏まえて、読みやすく丁寧に、レイアウトに気をつけて書く。
③たくさん書きすぎない。(小さい文字でたくさん書くのは×
④文字数は確実に埋める。無記入の欄はあるのは論外。スペースをはみ出さない。
⑤書き言葉で書く。
⑥一つのセンテンスが長すぎないようにする。
⑦無駄な言葉は書かない。同語(同じフレーズ)の繰り返しは避ける。
⑧接続詞はできるだけ使わないで書く。
⑨一人称を多用しない。×「私が大学三年の時」○「大学三年の時」
⑩ことわざや名言を書かない。
⑪一般論を書かない。
⑫抽象語を使わない×「協調性」「積極性」「~性」「~的」「~力」
⑬曖昧語を使わない×「さまざま」「いろいろ」「あれこれ」「たくさん」
⑭大げさ、過激な表現を使わない。×「絶対活躍します」×「死んでも~」

受かるエントリーシートの書き方チェックリスト(内容編)

①設問に素直に答えて書く。
②素直に正直に真実を書く。
③結論から書いて、その後、説明を書く。
④5W1Hを意識して書く。読み手がイメージ出来るよう具体的に書く。
⑤具体的(数値、名前、イメージがわく言葉など)に書く。
⑥たくさんの内容を書かずに、ポイント1つに絞って書く。
⑦分かりやすく、誰が読んでも一度ですんなり理解できる表現で書く。

エピソードをピックアップする時のポイント

アルバイト
×バイトの羅列・×単なる苦労した話・×どこにでもある話
②顧客満足に対して自分なりにした工夫
③クレーム処理の経験。対応のポイント
④業績アップ、現状を変えた行動
⑤マニュアル作り、新人教育

サークル
①人と協調した経験や組織の推進力となったことはないか?
②縁の下の力持ちになっていたことはないか?
③仲間から信頼をしてもらうために何をしたか?

勉強・ゼミ
①自ら課題を見つけて、興味のある勉強を続けたことがあるか?
②自分が勉強した内容を知らない人に適切に面白く伝えることができるか?
③研究のやり方に、自分なりの視点や方法を持ち込んだ
④ゼミ内のトラブルを解決した

資格
①資格をとるために自分なりに工夫したこと、勉強方法
②ダブルスクール時の自己管理方法、タイムマネジメント
③興味をもった理由・モチベーションアップ法

留学
×「コミュニケーションの大切さを学んだ」
②語学の自分なりの勉強法は?
③新たに発見した自分の長所・留学によって自分が成長したこと
④自らの行動によって周りに影響を与えた経験

自分のエントリーシートを書き上げたら、さあ提出となりますが、その前に重要なことがあります。提出前に大人に見てもらいましたか?就職コンサルタントやアドバイザーをされている方、大学の就職課の方、OBOG訪問をさせていただいた先輩などなど身近な大人に読んでいただき、ご意見をもらいましょう。いろいろな方がいろんな意見をそれぞれのお立場からしてくださいます。場合によっては反対のアドバイスや意見をいただくこともありますが、それらを受け止めて、最後は自分で判断して、より良いものに修正していきましょう。大人のレビューが入ったものと、入っていないものは大きく違います。大人に見てもらいどう伝わっているかを確認してから提出しましょう。

それでは、皆さんからよくされるご質問にお答えしていきます。

人事は何を見ているのか?

学生時代に一生懸命頑張ったことがあるか?学生時代の経験から自分なりの成功パターンを持っているかどうかを見たいと思っています。企業はその人が活躍し、会社にとって利益を与える人材を欲しています。仕事では様々な問題が発生し、それをクリアしていく必要があります。その能力があるのかどうか、それを人事が見ているわけです。ですので、ESでは自分が抱えた一番の問題をどのように「工夫」して解決したのかを書く必要があります。特にどう「工夫」したのかを書いてください。そこがオリジナルの成功パターンとなり自分らしさがでてきます。

エントリーシートにすべて自分のことを出し切ってよいのでしょうか?面接で話す内容がなくなってしまうのでは?と心配しています。

出来る限り全て書きましょう。しかし、ESはたいてい字数が200字、400字、800字なので、自分のすべてを出し切ることは不可能です。たしかに、
面接でESに書いてある設問と同じ内容を質問されることもあります。その場合、面接官がエントリーシートを読んでいるようであれば、そこに書いたことはさらっと押さえて、書ききれなかったところを補足してお話するとよいですね。コミュニケーション能力が高いなあと面接官は感じます。面接官はエントリーシートに書いてあることを踏まえていろいろと質問をしてくださいますので、その質問に的確に答えていけば、自然とエントリーシートに書ききれなかった内容を伝えることができるでしょう。

自分の強みは?という問いにいろいろ書いてよいでしょうか?

エントリーシートでも面接でも、問われた問いに対しての答えは、一つに絞って回答したほうがよいです。字数は200字、400字、800字と限られているなかで、複数の内容を書くと一つ一つのエピソードを具体的に書くことができなくなります。具体的に書いていないエントリーシートは印象に残りません。ぼやけないように一つに絞り、できるだけ具体的に書きましょう。

具体的に書けとよく言われるのですがどれくらいが具体的なのか。

よく「色々大変なことがありました」という文章を見ますが、採用担当者はその「色々」の部分を知りたいのです。なので「様々」「色々」という言葉を使う時は、一度その内容を思い返してみましょう。また具体的にするには数字を可能な限り盛り込むこと。アルバイトなら売上げが「いくら」あがったとか、お客さんが「何名」増えたか、等です。また、サークルでのエピソードだっとしたら、サークル全体の内容を書くのではなく、「一番大変だったこと」「一番嬉しかったこと」など、サークルの中で起きた「一つの事例」に焦点をあてて書くことで、具体性がぐっと増すことが
できます。選考を通過したエントリーシート集を読んでいただくと、具体的というのはどの程度のことを言うのか感じることができます。

選考を通過したエントリーシート集
⇒  http://bit.ly/TfQVw5

高校の時の内容ではダメか?

原則、大学時代のエピソードを書くべきです。高校の頃に頑張ったことが書いてあると、最近の大学生活はどうなんだろうと思います。あまりアピールすることがないような大学生活だったのかなあと感じます。高校を卒業して3年ほど過ごしてきた大学生活の中からエピソードを探しましょう。

志望動機はどう書くべきか

(1)その会社で自分がやってみたいことを書く
(2)自分が将来なりたい理想の自分像を書く
(3)その会社の好きな部分や共感していることを書く
という感じで書いてみてはいかがでしょうか?

(1)の場合には、しっかりとその会社を研究して、どんな顧客に対してどのようなサービスや商品を提供していて、どんな仕事があるのかを調べて、自分がやってみたい仕事を考えて見ましょう。その際に企業は利益を出すために活動していることを忘れないようにしましょう。

(2)の場合には、自分の将来像を明確にお伝えした上で、○○○○ということを知り、自分の理想像に近づくためには、御社で働くということが近道だと感じました。このような感じでアピールしてみるとよいでしょう。

(3)の場合本当に自分が好きな部分、共感した部分を素直に書きましょう。そしてなぜ好きなのか、なぜ共感したのか、今までの人生の中で、それが気になる経験、きっかけがあることと思います。その理由を述べることができれば好きな理由に説得力が増し、読み手も納得できます。

皆さんの就職活動の成功をお祈りしております。
頑張ってください。


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