2010 年 1 月 19 日

社会で役割を果たせる力をつけろ

by koji

新卒一括定期採用は、今後どのように進化させていくべきなのか。そのことを考えるカギは、「新卒就職」を「会社に入るための行動」という概念でとらえるのではなく、「社会で自分の役割を見つけ、その役割を果たせるような力をつけるためのプロセス」と認識することにある。そのための「仕事」と「学び」の環境をどう創っていくか。そのような視点で、企業として、個人として、大学として、そして企業の採用をサポートしている私たちのような「採用業界」の人間として、何ができるかを考えて、皆で実践を始めていくべきだ。

「採用」と「就職」の自由度をより高め、「学び」と「仕事」の垣根を低くしていくことが解決の方向性だと私は考えている。本書を書こうと思った動機も、そのためのたたき台のようなものを提示できればというところにある。

もちろん現状を変えるのは容易なことではない。ある意味で、日本社会全体の仕組みを変えることでもある。そう簡単に実現できるものでないことは当然だが、その方向性を大勢が共有し、「就職活動」=「次世代の人材が世の中に出ていくための仕組み」を根本的に変えるという視点での議論を始めることが大切だと考えている。

本日で著書の中身紹介最終回となりました。

佐藤孝治の新刊『〈就活〉廃止論 会社に頼れない時代の仕事選び』は全国書店で発売中です。

また、オンラインショップAmazonでは「全品配送料無料キャンペーン」を2010年3月31日(水)23時59分まで行なっています。3月31日までにAmazonで〈就活〉廃止論をご購入いただくと送料が無料となります。

今後は、本の中に書ききれなかった内容や、最新情報など、日々コラムをアップして行きます。また、皆様からのご質問にお答えしたり、ツイッターでの討論のまとめをアップしたり、インタラクティブに皆様との対話を継続してまいりたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

目次

はじめに(12/24)

第1章「就活」の時代は終わった
「就活」は賞味期限切れ(12/25)
誰が次世代の人材を育てるのか(12/26)
企業への「所属」は頼りにならない(12/27)
安定とは休みなく進化しつづけること(12/28)
終身雇用と新卒採用は一体だった(12/29)
有名大学至上主義の背景(01/04)
なぜインターンシップが増えたのか(01/05)
変わる個人と会社の関係(01/06)
「就活」時代の終わりの始まり(01/07)


第2章「就活」の<ステップ0>
勝負はスタート時点でついている(01/08)
料理のおいしさは素材で決まる(01/09)
すぐに<ステップ0>を始めよう(01/10)
就活の「早期化」はほんとうに問題なのか(01/11)
学生のキャリア意識の高まり(01/12)
研究室と企業の関係(01/13)
人を育てる機能をどこが担うか(01/14)
企業から人材育成力が失われた(01/15)
みんなで人を育てよう(01/16)
「学び」と「仕事」を共存する(01/17)
「プロ学生」の時代がやってくる(01/18)
社会で役割を果せる力をつけろ(01/19)
目次の続きはこちら


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