2010 年 1 月 16 日

みんなで人を育てよう(01/16)

by koji

多くの人がこの問題に気づき始めている。

ボストン・コンサルティング・グループで九年間、アクセンチュアで十年間、常に日本のトップ経営戦略コンサルタントの一人として活躍した三谷宏治さんは、自ら思い立って子供たちと親たちへの「共育」活動を展開している。三谷さんの著書『トップコンサルタントがPTA会長をやってみた――発想力の共育法』(英治出版)には三谷さんが実践されている教育方法が詳細に紹介されている。そこで三谷さんは周囲の大人たち自身が学び続け、自らが研修講師になり、「親として、地域の人として、学校へ行こう」と提唱している。こんな授業を受けることができた子供たちの将来が楽しみになると同時に、このような活動をする人が増えていくべきだと思う。

三谷さんに倣って、私も自分にできることをしようと思って活動を始めた。ある高校の公なら開授業に参加してみると、九人の高校三年生のために三六人の大人が集まっていた。一人の生徒と四人の大人がグループとなってディスカッションを行う授業だった。さまざまな分野で活躍している大人たちが教育に興味関心を持ち、実際に行動を始めていることがわかった。自分と縁があった子供たちに対して、全力で何かを問いかけることを、日本中の大人が実践していけば、必ず現状を変えることができる。実際、たとえば十年前と比べて、教育制度が変わったこととも相まって、普通の大人が教育の現場に関与することが目立つようになってきている。とても素晴らしいことだと思う。

明日は、「学び」と「仕事」を共存する(01/17)です。

佐藤孝治の新刊『〈就活〉廃止論 会社に頼れない時代の仕事選び』(2010年1月16日発売PHP新書)をこのブログで日々連載中です。

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目次
はじめに(12/24)


第1章「就活」の時代は終わった
「就活」は賞味期限切れ(12/25)
誰が次世代の人材を育てるのか(12/26)
企業への「所属」は頼りにならない(12/27)
安定とは休みなく進化しつづけること(12/28)
終身雇用と新卒採用は一体だった(12/29)
有名大学至上主義の背景(01/04)
なぜインターンシップが増えたのか(01/05)
変わる個人と会社の関係(01/06)
「就活」時代の終わりの始まり(01/07)


第2章「就活」の<ステップ0>
勝負はスタート時点でついている(01/08)
料理のおいしさは素材で決まる(01/09)
すぐに<ステップ0>を始めよう(01/10)
就活の「早期化」はほんとうに問題なのか(01/11)
学生のキャリア意識の高まり(01/12)
研究室と企業の関係(01/13)
人を育てる機能をどこが担うか(01/14)
企業から人材育成力が失われた(01/15)
みんなで人を育てよう(01/16)
「学び」と「仕事」を共存する(01/17)
「プロ学生」の時代がやってくる(01/18)
社会で役割を果せる力をつけろ(01/19)
目次の続きはこちら


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